宮城県気仙沼市様からのお声ー後半ー
Works
2022年4月18日
- #自治体紹介
予想以上のロング記事!前回からの続きはこちら!
Q3. 結デザインに委託してよかった点は?
委託してよかった点は大きく3点あると考えております。
① 市が対応できていない部分をうまくサポート
本市が結デザインさんにお願いした時点では、ふるさと納税担当職員は専任0名、兼任2名という体制であり、寄附を飛躍的に伸ばすには人員不足が課題でした。
結デザインさんでは、返礼品開拓、商品ページ作成、画像の加工、コールセンター業務など、中間事業者として実施できることについては、可能な限り結デザインさんが対応してくれまして、そのおかげで、本市はPR予算の確保や執行など、寄附拡大に向けた取組に注力することができました。
寄附の伸びに合わせ、本市側の人員も少しずつ充足している状況ではありつつも、ふるさと納税の事務は寄附額に合わせ比例して増大していくため、結デザインさんの業務姿勢には非常に助けられました。
② 業務委託費の安さ
本市のふるさと納税のバックヤード業務については、以前の中間業者と比較し半分以下の手数料で契約しており、業界の中では最安値水準だと思います。
委託料が安ければその分市に残る財源が増えます。
寄附額が少なければ大きな差ではないのですが、10億円寄附額があり、仮に5%違うと5千万円変わります。
多くの自治体にとって5千万円あれば市の事業2~3個できる水準だと思いますので、この違いはかなり大きいと思います。
③ 2021年11月に気仙沼に事業所を設置
気仙沼市が運営するサテライトオフィス内に、結デザインさんが新たに事業所を開設いたしました。
結デザイン初の地方拠点の設置ということで、少なからずリスクがある話だったとは思いますが、現地に事業所を作り、市内で新たに複数名を採用していただいたことで、本市の知見も分かるスタッフが常駐することとなりました。
市内の返礼品事業者の方々も結デザインさんの本気度が伝わり、より真剣に話を受け止めてくれるようになったと思います。
すでに6名が就業ないし、就業見込み(内定)しておりますし、さらに20名規模を目指し、採用活動に力を入れてくれております。
雇用が生まれれば地域内での経済も動きますし、法人税もその自治体に入りますし、事業所設置は自治体側にとっていいことづくめです。
本市としても、魅力のある事業者さんが立地することで、単純にふるさと納税以外への波及効果も見込めております。
※事業所設置はオプションです。
結デザインに関する印象は?
いい意味でベンチャー企業らしいなと思います。
対応が迅速で寝かされることがなく、任せればすぐに動いてくれます。
積極的に事業者開拓をしてくれますし、本市の職員ですら把握していなかった事業者を見つけてきて返礼品登録を進めてくれます。
驚いたのは、気仙沼市在住のストレッチ系Youtuberでチャンネル登録者数80万人を超えるOGATOREさんという方がいるのですが、担当者の境さんがその方に連絡して、ストレッチTシャツやプロテインバーなどを返礼品として出して頂いたことでした。
返礼品というと、ついつい市内の製造業に目が向きがちなのですが、アンテナを張って色々なものを登録していくというのは素晴らしいなと思いました。
また、守りの面もしっかりしておりまして、個人情報を扱う企業として、プライバシーマークを取得しております。
技術的安全対策、人的安全対策、物理的安全対策にも万全を期しており、市役所としても安心して寄附の取り扱いをお願いすることができております。
安心感と積極性の両立が寄附の伸びにつながっているのかと思います。
結デザインにもっと頑張ってほしいところは?
気仙沼市のふるさと納税はこの1年で3倍強、金額にして10億円ほど増えましたが、北海道や静岡県の水産都市と比較すると数分の1の水準にとどまっており、まだまだだなと思っております。
私としては30~50億を目指すことは十分に可能だと考えております。
気仙沼の水産資源は非常に質が高く、生鮮カツオやメカジキ、サメの水揚げ量は全国No1です。
カニやいくら、マグロの全国屈指の加工会社も擁しており、新鮮な魚介類が日々気仙沼から全国に出荷されております。
これらの資源を積極的に発信していきたいし、ふるさと納税の寄附者に味わっていただだきたい。
ふるさと納税の寄附額拡大の鍵は、魅力ある地場産品の開拓といかに事業者の皆さまにふるさと納税の理念に共感いただき、ご協力いただけるかだと考えております。
その中で、キーとなるのが結デザインさんのような中間事業者だと思います。
本市としては結デザインさんにふるさと納税の業務を委託して良かったと考えておりますし、結デザインさんとともに発信を強化していくことで、美食都市としての気仙沼の魅力を知っていただき、リピーターや気仙沼に行ってみよう、という方の層を増やしていきたいと思います。
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私達も自治体様のためにより一層気合を入れて気合に応えたいと思います!
今後ともよろしくお願いします!